- 教育活動(中学)
中学 春期講習レポート ~キャリアトレーニング実施~
中学1年生から3年生の生徒たちが、それぞれの学年に設定されたテーマのもと「キャリアトレーニング」に取り組みました。
各学年のテーマは以下の通りです。
中学1年生:『反復』
中学2年生:『Just do it』
中学3年生:『理不尽』
それでは、当日のワークショップの様子をご紹介いたします!
【中学1年生】テーマ:『反復』
1年生は、1.5メートル離れた場所にある紙コップに、ピンポン玉をワンバウンドさせて入れるワークショップに挑戦しました。
「頭ではわかっていても、実際にはなかなか入らない」
そんなもどかしい状況の中、しばらくすると次々に成功し始める生徒が現れる一方で、苦戦し続ける生徒も。
実はこのワーク、運動能力や技術の差は関係ありません。
差がついたのは、練習時間内における『反復の質』でした。
成功した生徒は、「ワンバウンドさせる床の木目」や「玉を落とす高さ」など具体的なポイントに着目し、一投ごとに振り返りを行いながら精度を高めていました。
対して、うまくいかない生徒は一喜一憂するのみで、ただ「作業」としての反復を繰り返していたことに気づかされます。
物事の上達に不可欠な「質の高い反復」を考える貴重なきっかけとなりました。
【中学2年生】テーマ:『Just do it』
2年生は、あえて「チーム全員がルールを把握しきれていない状況」から競技をスタートさせるワークに取り組みました。
混乱の中、立ち止まってしまう生徒や困惑する生徒もいましたが、最も早く成功にたどり着いたのは、「とにかくやってみる!(Just do it)」精神のチームでした。
「やってみる→失敗する→失敗から学び、やり直す」を高速で繰り返すことで、結果として誰よりも早くルールを理解し、勝利を掴み取っていました。
まさに「量質転化の法則」を体感する取り組みとなりました。
失敗を恐れて動けないのではなく、失敗を経験という「気づき」に変えて即座に行動できる人こそが、物事を成し遂げられる。そんな力強い教訓を得たようです。
【中学3年生】テーマ:『理不尽』
最高学年の3年生は、紙を折って積み上げる「ペーパータワー」に挑戦。
しかし、このワークには仕掛けがありました。
途中で「紙の枚数を減らされる」「逆に増やされる」といった、「理不尽なルール変更」が課されるのです。
これから高校生、そして社会へと羽ばたく彼らにとって、ルールの変更や予期せぬ困難は避けられません。
理不尽な状況に立ち止まり思考を止めるのではなく、与えられた条件下で「何ができるか」を考え、行動すること。
社会の壁に不満を漏らすのではなく、どう突破するか。
新たなステージへ進む彼らにふさわしい、覚悟と心構えを再認識する機会となりました。
今回のキャリアトレーニングでは、それぞれの学年が次のステージに進むうえで必要となる力を「体験・体感」を通じて学びました。
実際の動きの中で実感したからこそ、それらは単なる知識ではなく「一生使えるスキル」として習得できたはずです。
このワークで培った力を糧に、生徒たちが成長し、それぞれのフィールドで輝いてくれることを期待しています!