2026.01.01
  • 学校長ブログ

2026年 年頭の挨拶

新年あけましておめでとうございます。

生徒の皆さん、保護者の皆様、そして日頃より本校の教育活動に深いご理解と温かいご支援を賜っているすべての関係者の皆様に、心より新年のごあいさつを申し上げます。

2026年は午年です。馬は古来より大地を力強く駆け抜け、人とともに歩み、時代を切り拓いてきた象徴とされてきました。ただ速く走るだけでなく、進むべき方向を見極め、粘り強く前へ進む姿勢は、この一年を切り開く大きな力となるでしょう。

昨年末、オーストラリアで16歳未満のSNS利用を禁止する法律が施行され、大きな話題となりました。SNSがもたらす課題の深刻さが明らかになる一方で、私たちは禁止だけでは問題を解決できない事実を歴史の中で学んできました。

例えば、アメリカの禁酒法です。近代史において法的な強制を行った例の一つですが、ギャングが横行し、密造酒や密輸酒といった弊害を生み、廃止されたという経緯があります。人間の欲求や行動、社会の変化は、単純な「禁止」だけでは制御できないことを私たちは知っています。

一方で、SNSの「つながる」や「共感」といった力は否定できません。私がSNSの有用性を強く実感したのは能登半島地震の際です。SNSを通じて現地の切実な声が発信され、それに応える形で多くの人々が自発的に動き、支援の輪が広がりました。そこには社会とつながる力、誰かのために行動する力が確かにありました。

このようにSNSは「使う・使わない」という単純な二元論で語ることはできません。そこに年齢制限を設ければ解決できるのか、責任をもって使いこなしていく力を育むべきなのか、議論は続きます。

そして、この議論にこそ学校の本質的な役割が隠れているような気がします。学校は子どもたちを厄介な問題からただ遠ざける場所ではありません。自ら考え選択をし、たとえ失敗や挫折をしても、そこから学びを得て何度でも立ち上がれる場所です。ストレッチゴールと言われる、背伸びすれば指先が触れそうな、ギリギリの目標を常に掲げる中で、挑戦する大切さを感じてほしいと願っています。

午年にあたり、時には立ち止まりながらも前へ歩み続けることを忘れずに、速さよりも方向、勢いよりも持続力をもって、次の創立200年へ向けた一歩を踏み出していきます。

本年も教育活動への変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、皆様にとって実り多き一年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

2026年 元日
校長 元呑健司

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