2025.11.08
- 教育活動(中学)
中学3年生 アース・ツアー事前学習(長崎原爆について考える)
中学3年生は、11月18日から「アース・ツアー」に向かいます。
「食・環境・科学」をテーマに、本物の体験を通じて、教科書では学べない「発見・驚き・感動」を共有する「アース・プロジェクト」。
その一つである「アース・ツアー」。
中学生の宿泊行事としては最後になります。
熊本では半導体、雲仙では自然について、そして長崎では歴史・平和について学びます。
先月は、エイブリック株式会社の武内勇介様に「半導体とは何か」というテーマでご講演いただきました。
本日は、スーザン・サザード著『NAGASAKI ーLife After Nuclear War』を翻訳された宇治川康江様にお越しいただき、その時の戦争や原爆、そして被爆者の方々のその後の人生について、お話しいただきました。
宇治川様は、偶然にもご子息が本校の卒業生ということで、感慨深げに生徒たちに語り掛けてくださいました。
まず、戦争や原爆に関連する事柄(用語)や歴史的背景を、写真や地図、絵画、科学的データを通して学びました
空襲で本校も被災したことがわかります
本に登場する被爆者の方の当日の体験やその後の人生をたどりました
後半では、平和について考えました。
平和には「身近な平和」と「世界の平和」があり、共通する思いを「関心・想像力・共感」しながらどのように生かしていけるかについて考えました。

中には、写真を直視できない、気持ちが落ち込んでしまった生徒もいました。
いつもは元気な生徒も、静かに何かを考えているようでした。
今日の学びをもとに、現地でさらに感じ、学んできてくれることでしょう。