- 教育活動(中学)
【中2】仮説の検証に没頭!海のフィールドワーク(2日目)
中学2年生「海のフィールドワーク」2日目を迎えました。
数日前から台風の進路が心配されていましたが、生徒たちの日ごろの行いが良かったのか…幸運にも台風は遠くで足踏み。見事な快晴のもとで2日目の活動もスタートすることができました。
本日のプログラムは大きく2つです。
最初の挑戦は、海の調査には欠かすことができないシーカヤックです。
初めて握るパドルに悪戦苦闘し、岸の近くでくるくると回ってしまうカヤックも。
しかし、仲間と「せーの、右!」「次は左!」と声を掛け合い、息を合わせるうちに、すべてのカヤックがぐんぐんと沖へ進んでいきました。
肌で感じる潮風、太陽の光できらめく波、体の芯で感じる潮の流れ。五感をフル活用して、陸からでは決してできない貴重な調査体験となりました。
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続いては、昨日採集した生き物の「ふしぎ」に観察・実験で迫ります。
自分たちがこれと決めた生き物たちとじっくり向き合い、自分たちの「ふしぎ」を検証していきます。生徒たちのユニークな研究テーマには、思わず引き込まれます。
〇「僕の快適室温は25℃。ハゼにとっての“快適水温”は何℃なんだろう?」
〇「ヤドカリのお引越しに密着!理想の“物件”に求める条件とは?」
〇「赤い眼と青い眼。住んでいる場所によってカニの眼の色は違うのか?」
彼らはまるで、小さな生物学者のようでした。顕微鏡を覗き込んで「見えた!」と声をあげ、図鑑をめくっては「これだ!」と頷く。壁にぶつかった時は、松本先生や大学生の先輩たちが的確なヒントをくれます。試行錯誤の末に「そうだったのか…」という発見の喜びも束の間、そこからまた新たな疑問が生まれます。知れば知るほど、探究の世界は深く、面白い。そのことを、生徒たちは身をもって体験していました。
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いよいよ明日は最終日。この2日間で紡いだ仮説と結論を、研究者の皆さんにプレゼンテーションします。
自分たちの探究の成果を、専門家にぶつける貴重な挑戦です。どんな発表が待っているのか、ご期待ください!