校長挨拶

「認知能力」に対して「非認知能力」という言葉はOECDが2015年にその定義を公表したころから頻繁に使われるようになりました。本校はそれより以前から、それを「見える学力」「見えない学力」と呼び、氷山絵図を用いて表現してきました。これはそれぞれを切り離して考えるものではなく、海面上に出ている部分(見える学力)と海面下にある部分(見えない学力)を1つの氷山と捉えて、同時に鍛えていくことが重要であるといった教育目標を体現しています。氷山の膨大な質量を浮力に変えるには全容の90%を占める海面下の存在があります。 海面上に見える部分(見える学力)だけでなく、海面下の部分(見えない学力)を大きく成長させることにより、さらなる浮力が生じ、海面上の部分(見える学力)も大きくなるという考えです。

学びとは「写し取る、覚える」というものと「使ってみる、試してみる」というものがあります。私たちは、従来のように「写し取る、覚える」といった知識を詰め込む教育を否定していません。何度も繰り返しながら知識を詰め込み、その年代でないと身に付けられない型をつくることは重要だと考えます。ただし、そこで終わりではなく、それを「使ってみる、試してみる」という学びまでが1つになっていることを大前提とします。いわゆるアウトプット(本校では「発信力」と呼ぶ)を繰り返し、詰め込んだ知識を教養として自在に使いこなせる域までもっていくことです。その中で私たちが大切にしていることは「失敗を恐れずに挑戦する文化」です。

本校は大正時代から続く激動の100年間、さまざまな挑戦を繰り返し今日に至ります。生徒たちにも主体性を持ち積極的に挑戦できる環境を整え、失敗を成長の機会と捉えられるマインドを育んでいきます。「踏み出せ!その一歩を。」

校長 元呑 健司

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