「見える学力」と「見えない学力」を共に育て、生涯学び続けるための足腰を鍛える。

SEIRITZ-NEWS

「第5回 アース・ツアー」その2

(2016.11.15)【福田先生】

強めの雨の中、ホテルを出発し約1時間ちょっとかけてスタート地点である

荒川登山口に到着しました。

眠たい目をこすりながら、朝食の「おにぎり2個&おかず」を頬張りました。

トイレを済ませて、班別に集合して準備運動開始。

そうこうしているうちに、空も白みがかってきて6時40分ごろスタートしました!

私の今回のテーマは、ズバリ「風車の理論」!

これはアントニオ猪木の理論で・・・

「相手の技(縄文杉往復10時間)を下手によけたり真っ向から受け止めるよりも、

風を受け流す風車の様に逆らわずに自分自身を無とすることでダメージがなくなる。

つまり、自分のみならず相手も輝かせる理論。」

頭の中では「炎のファイター」がリフレインしたままスタートしました。

(若干アゴを突き出して歩いていたかと思われます・・・)

雨雲に隠れていますが、この奥の奥に“あいつ(=縄文杉)”が待っています。

あるグループです・・・

最後尾のグリーンのポンチョを着た大きい人は西條先生です。

後姿から、10時間登山をワクワクしているのが分かりますね・・・!?

水が豊富な屋久島。川の流れが急です。

従いまして、橋をたくさん渡ります。

中には両サイドの欄干がない橋も・・・下を見ると吸い込まれそうになります。

私くらいのベテランになると、この辺はスイスイです!?!?

しかし、最後のトイレがある“大株歩道”に入るやいなや・・・

取り組みを終えた力士へのインタヴュー状態になり、

乳酸がどんどんどんどん蓄積されていきます。

私もグループに付いて行きますが、身軽なガイドさんや生徒達はスイスイ。

ある程度離れると、気を利かせて私を待っていてくれるのですが・・・

私が追いつくとすぐスタートなので・・・

「休憩できましぇ~ん!」

と、私叫びたいのですが力士のインタヴュー状態なので伝わりましぇ~ん(涙)

 

この“翁杉”は、6年ほど前に朽ちて折れたのですが

幹の太さは“あいつ”より太かったそうです。

大株歩道入口から僅か400mなんですが、30~40分かかります・・・

お約束“ウィルソン株”。

世界自然遺産だけに看板も進化しています。

(5年前は、こんな感じでした・・・)

徐々に核心部分の“あいつ”に近づいてきていますが、

私は既に何かにつかまらなければ前に進まないほどフラついてきています・・・

追伸:一緒にのっぼっていた班からは、とっくに見捨てられて“単独登山”状態です。

また階段なので、とりあえず休憩ついでの1枚。

すると・・・

ジャ~ン!!!

霧の中から“あいつ”が登場。

「1年ぶりだな。ちょっと白いものが増えたな!?」

と、心の中で声を掛けました・・・

この時の時間は10時55分。

「結構早いペース!?到着していた第1グループは、食事中・・・

食事を摂らずこのまま下れば、14時20分頃には到着できる。

そうすれば、涼しい顔で第1グループを出迎えられる!?」

テーマを忘れ、早くゴールしたいという欲が出てしまいました。

これが運の尽き・・・

“下りは警戒・慎重に”という鉄則も忘れていました。

調子に乗って、かなりのハイペースでした・・・

心に余裕があったのか、美しい紅葉を撮影。

47歳、年輪を重ねております・・・

そして、14時30分にスタートでありゴールでもある

荒川登山口に到着しました。

過去4回で、終日雨降りは初めてでした。

帰りのトロッコ道は水没しており大変歩きにくかったです。

荒川登山口には小屋とトイレがあります。

しかし小屋にはストーブなどの暖房器具はないので、

冷え切った身体には大変辛かったです。

パンパンに張った腰と足をストレッチしながら、第1グループ以下を待っていました。

すれちがった生徒達はびしょ濡れだったので、風邪など心配になりました。

ここでちょっと一息・・・

これは2期生(現高3)の写真です。

“水”がテーマの班は、身をもって屋久島の冷たい川へ入りました。

写真の何番目の生徒とは言いませんが・・・その夜39℃の高熱を出したH川くん。

帯同した保健の先生に、こっ酷く怒られました・・・

懐かしいです(笑)

その後、軽はずみな行動を慎んだH川くんは、

高校サッカー部で頑張り見事Aチーム入りを果たし、

現在大学受験へ向けて勉強中です。

(屋久島で身を持って体感したテーマの“水”とは、

全く関係のない学部を目指しています・・・)

さて、話を戻しますが今回の私のテーマ「風車の理論」でしたが、

重要な下りの部分で“無”になる事が出来ず大きなダメージが残りました・・・

これで“縄文杉往復10時間”5連敗となりました!!!

自然の強さを心身ともに痛感しております。

“打倒 縄文杉”の次年度テーマを、今後練り上げていきたいと思います。

2便に分かれてバスは荒川登山口を後にし、ホテルへ戻ります。

生徒の就寝確認後の教員ミーティングは、

湿布の匂いが漂う中、口数少なめで短時間で終了しました。

明朝の身体の叫びが、どの程度か!?

不安のままベッドに横たわり、前晩とは違いあっという間に意識がなくなりました・・・

 

つづく・・・

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